最先端のポーランドジャズが 日本に集結!
大阪・関西万博にあわせて
ジャズ王国ポーランドで活躍する 9組のアーティストたちが来日!
大阪・関西万博にあわせ、世界に誇るポーランドのフレッシュなジャズ・サウンドが大阪に集結!
世界有数のジャズ大国ポーランドの多様なジャズ・カルチャーをまるごと体験できる 歴史的プロジェクト
【Jazz From Poland in Japan 2025】!!
2025年9月4日(木)~10日(水)の7日間、大阪に、ポーランドのジャズ界を牽引するトップアーティスト9組が来日!大阪・関西万博のポーランドパビリオンで、日替わりでアコースティックライブを開催するほか、大阪のライブハウスにてスペシャルライブをお届けする「Jazz From Poland in Japan2025」を開催いたします。
ポーランド・ジャズは、歴史あるクラシック音楽、そしてレジェンドたちが築き上げてきた伝統をベースに、モダン・ジャズ、エレクトロニカ、ワールドミュージックを取り入れながら、新たなムーブメントが巻き起こっています。
そんなポーランドで活躍する、ジャンルも表現も多様な個性的アーティストたち来日!
クラシックとジャズが交差し、民俗音楽やエレクトロ、ヒップホップまでポーランドの“今”を体現し、“ポーランドの今”を体感していただける歴史的な1週間をお届けします。ぜひお楽しみに!
【開催日程】
9月4日(木)~10日(水) 大阪・関西万博 ポーランド館
※万博の入場チケット、パビリオンの予約が必要です
9月4日(木)~6日(土) BLUE YARD
9月7日(日) SPACE 14
9月9日(火)・10日(水) 梅田 CLUB QUATTRO
BLUE YARD
9月4日(木)~6日(土)
9月4日(木)
OPEN 18:30 START 19:00
9月5日(金)
OPEN 18:30 START 19:00
9月6日(土)
OPEN 19:00 START 19:30
CLUB QUATTRO
9月9日(火)~10日(水)
9月9日(火)
OPEN 18:30 START 19:00
9月10日(水)
OPEN 18:30 START 19:00
SPECIAL STAGE SPACE 14
9月7日(日)
OPEN 14:30 START 15:00
ニコラ・コウォジェイチク作曲
全員のための「コンサート形式組曲」
ポーランドが誇るジャズピアニストであり作曲家、編曲家、指揮者の
ニコラ・コウォジェイチクが今回のジャズフェスティバルのために作曲を手掛けた。
本フェスティバルに参加する 全アーティストによる 特別編成で披露するスペシャルなステージ
サブ シレント
Sub Silento
カタジナ・ピェトシコ ― 伝説的トランペッター、トマシュ・スタンコから共演に招かれた最初で最後の女性インストゥルメンタリストであり、名門レーベル「Polish Jazz」シリーズ史上初の女性器楽奏者リーダーという歴史的存在。
自身のピアノトリオによる3枚のアルバムをはじめ、数え切れないほどのライブ・コラボレーションを重ねてきた。彼女の演奏は、温もり、親しみ、そして音楽を創り出すことの幸福感に満ちている。なぜなら彼女自身が「音楽そのもの」だから。
彼女の作曲や即興には、計算や型通りの繰り返し、大御所の模倣といったものが一切なく(ニューヨークではアーロン・パークスにも師事)、プロとしての形式とスタイルへの意識や、即座に的確な判断を下す力も兼ね備えている。それでも何より強く響くのは、彼女本来の音楽性――想いを自然に、自由に音にする能力である。
今回は、アルトサックス奏者 マチェイ・コンジェラ とともに、室内楽的なプロジェクト
「Sub Silento」 を披露する。
バブーシュキ
Babooshki
このアンサンブルのリーダーは、2人の卓越したアーティストたち。ポーランド出身のヴォーカリスト/ヴァイオリニスト/作曲家 カロリナ・ベイムチク と、ウクライナ出身のヴォーカリスト/ピアニスト/作曲家/プロデューサー ダナ・ヴィンニツカ。
彼女たちが手がけるプロジェクト Babooshki(バブーシュキ) は、ポーランドとウクライナの豊かな伝統、特に国境地帯に根差した文化遺産を源泉としながら、その枠を超えた音楽表現を展開している。
スラヴ的な旋律は、ポーランドの地域民謡をベースに、ジャズ・インプロヴィゼーションの無限の可能性を活かして独自の彩りを与えられており、クラシック音楽の要素も随所に見られる(それ自体がしばしば地域的伝承に根差している)。2人のバイリンガル・ヴォーカリストは、両国の文化に多くの共通点があること、そして民族音楽のエネルギーが、音楽的な枠を超えて様々なメッセージを伝える優れた手段であることを力強く示している。
メンバー:
カロリナ・ベイムチク (Karolina Beimcik) ヴォーカル、ヴァイオリン
@karolina_beimcik
ダナ・ヴィンニツカ (Dana Vynnytska) ヴォーカル、エレクトロニクス
@danavynnytska
マチェイ・オバラ (Maciej Obara) アルトサックス
マックス・ムハ (Max Mucha)コントラバス
ミウォシュ・ベルジク (Miłosz Berdzik) ドラムス
アガ・デルラク・トリオ
Aga Derlak Trio
ポーランドで最も多くの受賞歴を誇るジャズ・ピアニスト/作曲家。ポーランド最高峰の音楽賞「フレデリック賞」を3度受賞し、ボストンのバークリー音楽大学では、ウェイン・ショーター・カルテットのピアニスト、ダニーロ・ペレスの指導を受けた。卓越した技巧を持つピアニストであり、教育者であり、何よりも自身の名を冠したトリオのリーダーである。 世界各国で定期的にコンサートを行っており、最近では特に南米諸国での活動を広げている。 彼女の演奏は、優雅で完璧なテクニックに支えられ、深い感情を湛えた洗練された作品として表現される。そして芸術と言葉の重みを深く理解した、稀有な「音楽の語り手」でもある。
ドミニク・ヴァニャ
Dominik Wania
名門レーベル「ECM Records」からソロ・アルバムをリリースした唯一のポーランド人ピアニスト。レーベルの創設者でありプロデューサーのマンフレート・アイヒャーは彼について「同世代で最も重要なヨーロッパのピアニストのひとり」と語っている。
ポーランド最高峰の音楽賞「フリデリック賞」を3度受賞。コンサート用スタインウェイの響きの可能性(つまり無限)に魅せられたヴィルトゥオーゾ。
ドミニク・ヴァニアは、クラクフ音楽アカデミー卒業生であり、現在は同校の講師を務めるほか、複数の教育機関で学生たちに知識を伝えている。
彼のジャズ作品には、クラシックやポピュラー音楽の要素がたびたび織り交ぜられ、素朴で牧歌的な美しさと、自由かつ妥協のない即興性が共存している。
ソロ活動を展開する一方で、他のアーティストとの共演・録音も積極的に行っており、ジャズの枠を超えて活動している。特に、世界的映画音楽作曲家ズビグニエフ・プレイスネルとのコラボレーションは特筆すべきものであり、プレイスネルは彼のことを「情感豊かな楽曲を解釈する理想的な演奏家」と評している。
マチェイ・オバラ・カルテット
Maciej Obara Quartet
ポーランド人サクソフォン奏者として唯一、世界屈指のジャズ・レーベル「ECM Records」から定期的にリリースをするアーティスト。 偉大なポーランド人トランペッターでありメンターでもあったトマシュ・スタンコを彷彿とさせるように、スタジオではリリシズムと、内なる野性を見事に両立させているが、ライヴでは彼の率いるカルテット「オバラ・クァルテット」は、まるで70年代のキース・ジャレット・ヨーロピアン・カルテット(ヤン・ガルバレク参加)にも例えられるような、熱く、予測不能で、圧倒的かつ不穏なエネルギーを放つ存在となる。 その爆発的な音楽性を支えるのは、メンバー全員のクリエイティブなマインド。彼らは全員が超一流の即興演奏家であり、それぞれ自身のグループを率いるリーダーでもあり、卓越したテクニックを持つヴィルトゥオーゾでもある。そんな野心的かつ個性的な才能たちを、ひとつの統一された音楽体へとまとめ上げるのは、控えめながらも天才的な鍵盤奏者ドミニク・ヴァニア。 即興によるソロ・リサイタルでも知られ、現在ポーランドで最も引く手あまたなピアニストの一人である
トマシュ・ヒワ・クインテット
Tomasz Chyła Quintet
ジャズとプログレッシブ・ロック、民族音楽、そして即興演奏を融合させる独自のスタイルを築いています。リーダーのトマシュ・ヒワは、ポーランドを代表するジャズ・ヴァイオリニストのひとりであり、教育者、合唱指揮者、ヴォーカル・アンサンブル「Art’n’Voices」のメンバーとしても幅広く活動しています。
クインテットの演奏レパートリーは、彼らの最新作であり5作目となるアルバム『Music We Like to Dance to』に基づいています。タイトルが示す通り、難しい理論や複雑な思索を抜きに、ただ一緒に踊ることを楽しむための音楽です。
このグループの音楽において重要なのは、誠実さと自然な衝動、「いま、ここ」に存在する感覚です。洗練されたリフは、美しいメロディと結びつき、音楽が本来持っていた「人々を踊りと歌でつなぐ力」を思い出させてくれます。
エアブス
EABS
ポーランドのジャズシーンに革命をもたらした先駆者たち。**Electro-Acoustic Beat Sessions(EABS)**は、古いレコードを愛し、夜な夜なクラブでヒップホップ、エレクトロニカ、ソウルを中心に実験的な音楽活動を行っていた若いアーティストたちによって2011年に結成されました。
彼らの創作活動は、1960〜70年代のポーランド・ジャズ黄金期の偉大な功績(クシシュトフ・コメダ、ズビグニェフ・サイフェルト、ミハウ・ウルバニアク、トマシュ・スタンコ)への敬意と、現代の幅広い意味での即興音楽やポピュラーミュージックの最も興味深い要素とを融合させたものです。
ジャイルス・ピーターソン (Gilles Peterson)をはじめとする国際的な評価を得たこのバンドは、メンバーによる音楽的スピンオフ・プロジェクトの基盤にもなりました。カルテットのBłoto(ブウォト) 、デュオのZima Stulecia(ジマ・ストゥレツィア) 、そしてピアニスト**Marek Pędziwiatr(マレク・ペンジヴィアトル)のソロ名義 であるLatarnik(ラタルニク)**などがその代表例です。これらはポーランド国内で、特に若いジャズファンから高い支持を得ています。今や「EABS」は、単なるバンド名ではなく、一つの音楽的美学を表す言葉となっています。
パウリナ・プシビシュ
Paulina Przybysz
ヴォーカリスト/作曲家。音楽的出来事を生み出すカリスマ的クリエイターであり、ヨーロッパのR&Bおよびネオソウルを代表する最重要人物の一人。ポーランド版グラミー賞である『フリデリック賞』を何度も受賞している。かつては妹とともにカルト的人気を誇ったユニット「Sistars」を結成。20年以上のキャリアを通じて、ジャズ・プロジェクトにも多数参加しており、偉大なトランペッター、トマシュ・スタンコとの共演をはじめ、EABS、Kosmonauci、クバ・ヴィエンツェク・トリオなど、若手バンドとのコラボも積極的に行ってきた。2021年には、伝説的シリーズ「Polish Jazz」のためにクバ・ヴィエンツェク・トリオと共にアルバム『Kwiateczki(小さな花たち)』をリリース。 最新作『Insides』は、大手レーベルを離れ、即興音楽に捧げるアルバムとして発表。若手ジャズ・シーンのトップミュージシャンとともに、ジョン・コルトレーンからビリー・ホリデイまで、名だたるスタンダードナンバーを彼女なりのアレンジで届ける。ジャズの伝統への愛を示しつつも、それに縛られず、自分らしい現代的でモダンなスタイルで歌い上げる――それがパウリナ・プシビシュの音楽である。
メンバー:
パウリナ・プシビシュ (Paulina Przybysz ) ヴォーカル
@paulinathenew
オラフ・ヴェンギエル (Olaf Węgier) テナーサックス
マレク・ペンジヴィアトル (Marek Pędziwiatr) ピアノ、キーボード
パヴェウ・スタホヴィアク (Paweł Stachowiak) ベースギター、コントラバス
マルチン・ラク (Marcin Rak) ドラムス
ホシイ
HOSHII
ジャンルの枠を超え、さらには…地球の枠さえ超えるジャズ。 このカルテットの名前「HOSHII(ホシイ)」は、宇宙からやってきた、触り心地も性格もやさしい架空の存在にも名づけられている。 サクソフォン奏者で作曲家のクバ・ヴィエンツェクは、「HOSHII」の創設者でありリーダー。2017年、コペンハーゲン音楽院を卒業して間もない23歳の時に、
アルバム『Another Raindrops』を発表し、伝説的ジャズ・シリーズ「Polish Jazz」の50年以上の歴史の中で、最年少でデビューし、驚きを与えた。 その後すぐに人気を博し、ジャズ界のトレンドセッターとして注目を集めた彼は、より大胆な実験を行うようになり、「ポ ーランド・ジャズの優等生」というイメージを完全に打ち破っていった。 HOSHIIは、ジャンルの分類に収まらない即興的なエレクトロニック・ミュージック。抽象的でユーモアに満ちた感性をた っぷりと含んでいる。
ニコラ・コウォジェイチク
Nikola Kołodziejczyk
ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者。
室内楽的で即興的なトリオ「Stryjo」で注目を集め、大規模なオーケストラ・プロジェクトを含むコンサート組曲「Chord Nation」(2014年)および「進歩的バロック」(2015年)で高い評価を得た。これら2つのアルバムにより、ポーランド最高の音楽賞「フレデリク賞」を受賞している。
1986年生まれと若手ながら、その多才さと勤勉さにより、音楽スタイルやジャンルの境界を越えて自己のアイデンティティを模索する若い世代のアーティストたちにとって模範的存在となっている。自身のビッグバンドを率い、舞台音楽や現代音楽の作曲も手がけており、編曲家としてはポップスのスターたちとのコラボレーションも行っている。
また、40年以上ぶりに再始動した、実験的かつ多機能なオーケストラ「ポーランド・ラジオ・ジャズ・スタジオ」の指揮者として、伝説的なポーランドのサックス奏者ヤン・プタシン・ヴルブレフスキの精神を受け継ぎ、その活動を発展させている。